ルミナリエ
イタリアの「電飾」の意味に由来する、アートディレクター、ヴァレリオ・フェスティ氏と神戸市在住の作品プロデューサー、今岡寛和氏による“光の彫刻作品”です。
16世紀後半、ルネッサンス時代のヨーロッパで祭礼・祝祭芸術のひとつとして創られた光の建築物を研究する中で、今日の“光の彫刻作品−ルミナリエ”の起源が見い出されました。
さまざまなデザイン様式の木製アーチの構造体に色とりどりの電球による彩色が施されたこの光の彫刻は、その設置デザインによって三次元的な芸術空間を創造するもので、アーチ型構造体を道路上に設置した「Galleria(ガレリア)」と呼ばれる遠近感のある回廊と「Spalliera(スパッリエーラ)」と呼ばれる光の壁掛けなどで構成されます。
“光”は闇の恐怖に対峙し、喜びや安全を導いてくれる象徴です。花火や送り火、かがり火に代表されるように、文明や風俗を問わず、人々は古来から“光”に夢や希望を託してきました。
「ルミナリエ」は、光そのものがもつ数々の魅力に今日的な意義と精神性が込められた光の芸術作品です。
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